アトレーのリフトアップ|車検対応とデメリット・やり方

アトレーのリフトアップの車検対応とデメリットを解説する記事のアイキャッチ

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アウトドア仕様のアトレーを見かけて、自分の車も少し上げてみたい。でも車検に通るのか、乗り心地が悪くならないか気になりますよね。

結論から言うと、アトレーのリフトアップは高さには余裕がある一方、長さと幅は軽の規格まで5mmしか余っていません。上げること自体より、バンパーガードやオーバーフェンダーで規格を超えないかが大事なんです。

この記事では、車検で見られる数字とやり方、費用、デメリットが分かります。

目次

アトレーは何cmまで上げられる?軽規格の余白を見る

まず、アトレーの寸法と軽自動車の規格を並べてみます。寸法は現行型(S700V/S710V)のダイハツ公式の数値です。

寸法アトレー(現行型)軽自動車の規格余白
全長3,395mm3,400mm以下5mm
全幅1,475mm1,480mm以下5mm
全高1,890mm2,000mm以下110mm
最低地上高160mm規格の上限なしー

高さは110mmの余白があります。よく見かける1インチ(約25mm)や2インチ(約50mm)のリフトアップなら、軽の規格には収まる計算です。

問題は長さと幅です。どちらも5mmしか余白がないので、前に張り出すガードや外に広がるフェンダーを付けると、あっという間に規格を超えてしまいます。

先に結論

軽の規格を超えると、その車はもう軽自動車として登録できません。「リフトアップは数cmなら問題になりにくい、張り出す外装パーツのほうが要注意」と覚えておきましょう。

アトレーの寸法と軽自動車規格の余白を比べた図解

車検対応になるリフトアップの条件

『車検対応って書いてあるパーツなら、何も考えずに付けていいんでしょ?』と思う方も多いはずです。

ただ、「車検対応」は条件付きのことがほとんどなんです。車検で見られるのは、パーツ単体ではなく、付けた後の車全体の状態です。

車検で見られやすいポイント
  • 全長・全幅・全高が軽の規格内に収まっているか
  • 車検証の寸法から大きく変わっていないか(変わるなら記載変更が必要なことがある)
  • タイヤやホイールが車体からはみ出していないか
  • ヘッドライトの高さや光の向きが基準内か
  • スピードメーターの表示が大きくずれていないか
  • 最大積載量に見合う荷重に対応したタイヤか

スプリングやショックアブソーバーは「指定部品」と呼ばれ、ボルト止めなど簡単な方法で付けるなら、一定の範囲の寸法変化は車検証の書き換えなしで済むことが多いです。

とはいえ、判断は取り付け方と寸法の変わり方で分かれます。付ける前に、パーツメーカーの説明と、車検を頼む整備工場の見解を聞いておくと安心ですよ。

高さ2mを超えると軽ではなくなる

アトレーは全高1,890mmです。リフトアップにルーフの上に付ける物が重なると、2mに近づいていきます。110mmを超える大きなリフトは軽の規格から外れるので、現実的な選択肢にはなりません。

リフトアップのやり方と費用の目安

アトレーのリフトアップは、大きく分けて3つの方法があります。

方法上がる量の目安費用の目安(部品+工賃)特徴
リフトアップスプリングに交換約20〜40mm5万〜10万円程度一番多い方法。乗り味も変わる
スペーサー・ブロックを追加約20〜50mm4万〜10万円程度今のばねを活かせる。部品の組み合わせに注意
外径の大きいタイヤに替える約10mm前後タイヤ4本の代金+工賃手軽だがメーターのずれに注意

費用は部品の銘柄とお店の工賃で変わる目安です。4WDと2WDで対応する部品が違うこともあります。

どれか1つで大きく上げるより、スプリングで少し上げてタイヤで見た目を整える組み合わせがよく選ばれています。

リフトアップを頼むまでの流れ
  1. 何mm上げたいか、見た目と使い方で決める
  2. 自分の型式(S700V/S710V)と駆動方式に合う部品を選ぶ
  3. 車検対応の条件と、必要な作業(光軸・アライメント調整)をお店に確認する
  4. 取り付け後、ヘッドライトの光軸とタイヤの向き(アライメント)を合わせる
  5. 車検証の寸法から変わる場合は、手続きが要るか確かめる

『DIYでもできる?』と気になる方もいますよね。ジャッキアップと足回りの分解が必要な作業なので、工具と経験が十分でないなら、お店に任せたほうが安全です。

スマートアシストのカメラにも気を配る

アトレーの予防安全「スマートアシスト」は、フロントガラスの上にあるステレオカメラで前を見ています。

車高が変わると、カメラの見ている角度も少し変わります。取り付け後にカメラの調整(エーミング)が必要かどうかは、販売店に聞いておきましょう。

RSとデッキバンにはACC(全車速追従機能付)とLKCも付いています。こうした運転支援を普段から使う方ほど、ここは確かめておきたいところです。

オーバーフェンダー・グリルガード・バンパーガードの注意点

アウトドア風のカスタムでは、リフトアップと一緒に外装パーツを付ける方が多いです。ただ、アトレーの場合はここで規格を超えやすいんです。

パーツ増えやすい寸法注意したいこと
オーバーフェンダー全幅左右合わせて5mmしか余白がない
グリルガード全長前に張り出すと3,400mmを超えることがある
バンパーガード全長前後に付けると長さがすぐに増える
ラジエーターガード全長(形しだい)下回りの保護が目的。張り出し量を確認
ルーフキャリア全高リフトアップ量と合わせて2mを超えないか
アトレーに付ける外装パーツごとに、全長・全幅・全高のどれが増えるかを示した図解

オーバーフェンダーは「貼り付けで片側数mm」といった薄い物が多く売られています。それでも左右で合計5mmを超えれば、軽の規格の外です。

例えばこんなやり取りがよくあります。

「このフェンダー、車検対応って書いてありますよ。」
「アトレーの場合、幅の余白が5mmしかないので、厚みを測ってからにしましょう。」

グリルガードやバンパーガードは、歩行者への安全面から、形や取り付け方で指摘されることもあります。付けるなら、外して車検を受ける前提にするのも一つの手です。

ルーフキャリアの選び方はアトレーのルーフキャリア・ルーフボックスの選び方で詳しく見ています。

タイヤはLT規格とホワイトレターが定番

リフトアップしたアトレーで人気なのが、ゴツゴツした溝のタイヤと、側面に白い文字が入ったホワイトレターです。

アトレーのタイヤサイズは、RSで145/80R12 80/78N LT(12インチ)です。末尾の「LT」はライトトラック用という意味で、4ナンバーの軽貨物に求められる荷重に耐える作りになっています。

LTタイヤを選ぶ理由

アトレーは最大積載量が350kg(2名乗車時)の貨物車です。乗用車用のタイヤに替えると、荷重の基準を満たさず車検に通らないことがあります。サイズを変える時も、荷重の表示(ロードインデックス)が元のタイヤ以上かを確かめてみてください。

見た目で外径の大きいタイヤを選ぶ方もいます。ただ外径が変わると、スピードメーターの表示と実際の速度がずれていきます。

大きく変えるほど車検の速度計の検査で指摘されやすくなるので、上げたい量はタイヤだけでまかなわないのが無難です。タイヤとホイールのサイズの考え方はアトレーのホイールサイズとインチアップでまとめています。

リフトアップのデメリット

見た目はぐっとたくましくなりますが、失うものもあります。先に知っておけば、どこまで上げるか決めやすくなりますよね。

リフトアップで良くなること
  • アウトドアらしい見た目になる
  • 未舗装路や雪道で下回りを擦りにくくなる
  • 運転席からの見晴らしが少し良くなる
気をつけたいデメリット
  • 横風や曲がる時のふらつきが増えやすい
  • 乗り降りや荷物の積み下ろしが少し大変になる
  • 大径タイヤにすると燃費が落ちやすい
  • 高さ制限のある駐車場に入れない場面が増える
  • 足回りを替えた部分はメーカー保証の対象外になることがある

アトレーはもともと背が高く、車体の幅が狭い車です。上げれば上げるほど重心も高くなるので、高速道路の横風にはいつも以上に気をつけておきましょう。

乗り心地の変化は、選ぶスプリングで大きく変わります。純正の乗り味を詳しく知りたい方はアトレーの乗り心地と静かさも見てみてください。

売る時の値段はどうなる?

『カスタムすると売る時に安くなる?』というのも気になるところです。

一般の買い手向けには、純正に近い状態のほうが評価されやすいと言われます。一方で、アウトドア仕様を探している人に向けては、カスタムが評価される場合もあります。

純正の部品を捨てずに取っておくと、売る時に戻せるので安心です。色やグレードで売値がどう変わるかはアトレーのリセールバリューで見ています。

アウトドアカスタムは色選びから

リフトアップとの相性は、ボディカラーでもかなり変わります。現行アトレーの公式カラーは6色です。

ボディカラーリフトアップとの相性のイメージ
オフビートカーキメタリックアウトドア仕様の定番。黒い樹脂パーツと合わせやすい
トニコオレンジメタリック遊び心のある印象。白文字タイヤが映える
レーザーブルークリスタルシャイン(有料色)明るく軽快。黒のガード類で引き締まる
シャイニングホワイトパール(有料色)どのパーツとも合わせやすい
ブラックマイカメタリック引き締まった印象。泥や傷は目立ちやすい
ブライトシルバーメタリック汚れが目立ちにくく、実用寄りの仕上がり

有料色は27,500円の追加です。これから買う方は、カスタムの完成形を想像しながら色を選ぶと失敗しにくいですよ。

全色の特徴はアトレーの色は何色ある?で、ほかのカスタムの定番はアトレーのカスタムパーツ・ドレスアップで紹介しています。新車で買うなら、トップのアトレーの値引き相場と限界額も合わせて見ておきましょう。

公式・関連サイトの情報

よくある質問

アトレーのリフトアップは車検に通りますか?

1〜2インチ程度で、軽の規格(全高2,000mm以下)に収まり、光軸やメーターなどの基準も満たしていれば、通るケースが多いです。取り付け方で扱いが変わるので、車検を頼む整備工場に事前に確かめてみてください。

オーバーフェンダーは付けられますか?

アトレーの全幅は1,475mmで、軽の規格まで5mmしか余白がありません。薄い貼り付けタイプでも、左右で合計5mmを超えると軽の規格から外れます。厚みを測ってから選びましょう。

ホワイトレターのタイヤに替えても大丈夫ですか?

アトレーは4ナンバーの軽貨物なので、LT規格など荷重に見合うタイヤが必要です。荷重の表示が元のタイヤ以上で、外径が大きく変わらない物を選んでみてください。

4WDでもリフトアップできますか?

できます。ただ、2WD(FR)と4WDでは対応する部品が違うことがあるので、型式(S700V/S710V)と駆動方式に合う物を選びましょう。

リフトアップすると燃費は悪くなりますか?

車高が上がると空気の抵抗が増え、大きいタイヤは重くなるので、燃費は落ちやすいです。カタログのWLTCモード燃費14.7km/Lは純正状態の数値と考えておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • アトレーは全高に110mmの余白があるが、全長・全幅は軽の規格まで5mmしかない
  • 1〜2インチのリフトアップより、ガードやフェンダーの張り出しのほうが規格を超えやすい
  • 取り付け後は光軸とアライメント、スマートアシストのカメラ調整を確認する
  • タイヤは荷重に見合うLT規格を選び、外径を大きく変えすぎない
  • 横風のふらつきや駐車場の高さ制限、保証の扱いも先に考えておく
アトレー買いたいドットコム

アトレー買いたいドットコム 編集部

アトレーの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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