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アトレーを買ったら、週末は車中泊で遠出してみたい。そう考えて検索している方も多いはずです。
結論から言うと、アトレーは後席を倒すだけで大人が横になれる荷室になります。ただ、そのままでは段差やすき間が残るので、床張りキットかベッドキットで平らにするのが快適に寝る近道です。
寝られる寸法、フルフラットの作り方、キットの選び方まで順に見ていきましょう。
アトレーで車中泊はできる?寝られる長さを数字で確認
まずは寸法です。ダイハツ公式の諸元表では、アトレーの荷室は次のとおりです(現行型・RS 2WD)。
| 項目 | 諸元表の値 | 車中泊での目安 |
|---|---|---|
| 荷室長 | 1,820mm | 身長170cm前後までなら足を伸ばしやすい |
| 荷室幅 | 1,265mm | 大人2人が並んで寝られる幅 |
| 荷室高 | 1,215mm | 座って着替えられる高さ |
| 全高(参考) | 1,890mm | 高さ制限のある駐車場に注意 |
資料によっては荷室を1,915mm×1,410mm×1,250mmと書いていることもあります。測る位置の違いと考えられるので、身長が高い方は実車で横になってみるのが確実です。
『1,820mmって、自分は寝られるのかな』と気になりますよね。枕や寝袋の厚みもあるので、身長プラス10cmほどの長さがあると窮屈さを感じにくいです。
荷室幅1,265mmなら大人2人が並んで寝られます。3人以上で寝るには狭いので、家族4人ならテントとの併用を考えておきましょう。
外寸や他の車との比べ方はアトレーのサイズ一覧|全長・全幅・全高と他車比較にまとめています。
フルフラットのやり方は後席を倒すところから
アトレーをフラットにする基本の手順は、後席を倒すことです。手順そのものは難しくありません。
- 荷室の荷物をいったん降ろす
- 後席のヘッドレストを外す(必要な場合)
- 後席の背もたれを前に倒す
- 倒した背もたれと荷室の床の段差やすき間を確かめる
- マットやキットで段差を埋めて、寝る面を平らにする
ここが大事なところです。後席を倒しただけだと、背もたれの裏と荷室の床の間に段差やすき間が出ることがあります。
実は、この小さな段差が一晩寝ると腰にこたえるんです。短い仮眠なら気になりにくいですが、朝まで寝るなら段差をなくす工夫がいります。
シートの裏は荷物を載せる前提の造りで、寝るための面ではありません。厚めのマットを敷くか、床張りキットやベッドキットで平らにしてから寝ましょう。
助手席もフラットにできる?
『助手席も倒せば、もっと長く寝られるのでは』と考える方もいますよね。助手席をどこまで倒せるか、前に倒して荷室とつなげられるかは、仕様によって違う可能性があります。
購入前なら販売店で実際に倒してみてください。助手席まわりをフラットにする後付けのマットやボードも出ていますが、車の型式に合うかを確かめてから選びましょう。

床張りキットとベッドキットはどう違う?
アトレーの車中泊仕様で定番なのが、床張りキットとベッドキットです。名前は似ていますが、中身はけっこう違います。
| 項目 | 床張りキット | ベッドキット |
|---|---|---|
| 形 | 荷室の床に板を敷いて平らにする | 脚の付いた台を置いて寝る面を高くする |
| 寝る高さ | 低い(天井までの余裕が大きい) | 高い(座ると頭が近くなる) |
| 床下の収納 | ほとんど無い | 台の下に荷物を入れられる |
| 後席との関係 | 後席を倒して使うものが多い | 後席を倒した上に置くものが多い |
| 向いている人 | 荷物が少ない、室内の高さを使いたい | 道具が多い、寝床と荷物を分けたい |
価格はメーカーや素材で大きく違い、数万円から十数万円程度まで幅があります。取り付けの手間も製品ごとに違うので、アトレーの型式(S700V/S710V)に対応しているかを先に確かめてください。
- 室内の高さを広く使える
- 汚れても拭き取りやすい素材が多い
- 床下に荷物を逃がせない
- 寝る時は別にマットが要る
『結局どっちがいいの?』と迷いますよね。荷物が多い釣りやキャンプならベッドキット、身軽な1人旅なら床張りキットが合いやすいです。
床をDIYで作る場合
床張りはDIYで作る方も多いです。アトレーの荷室にはユースフルナットやラゲージボード用のスリットがあるので、板を固定する足がかりがあります。
ただ、板の重さと固定の強さには気をつけてください。走行中に板がずれると危ないですし、荷室の防水マット(イージーケアマット)を傷めることもあります。
1人と2人ではレイアウトが変わります
車中泊のレイアウトは、寝る人数で考え方が変わります。
| 寝る人数 | おすすめのレイアウト | 荷物の置き場所 |
|---|---|---|
| 1人 | 片側に寝床、反対側に荷物 | 寝床の横に並べる |
| 2人 | 荷室いっぱいに寝床を作る | 助手席、運転席、ベッドキットの下 |
1人なら、荷室の片側を寝床にして反対側に荷物を置けます。起きてすぐ物を取れるので、この形がいちばん楽なんです。
2人で寝る場合は、荷室の幅を寝床で使い切ります。荷物は前の席に移すか、ベッドキットの下に入れることになります。
例えば、2人旅の夜にこんなやりとりになりがちです。
「クーラーボックス、どこに置く?」
「運転席に置くと朝出られないから、ベッドの下に入れよう」
寝る前に荷物の置き場所を決めておくと、夜中にごそごそ動かさずに済みますよ。

車中泊に向いているのはどのグレード?
これからアトレーを選ぶなら、車中泊との相性でグレードを見ておくのもおすすめです。
| グレード | 2WD(FR) | 4WD | 車中泊との相性 |
|---|---|---|---|
| X | 1,738,000円 | 1,892,000円 | 荷室は同じ。装備を絞って費用を抑えたい人向け |
| RS | 1,859,000円 | 2,013,000円 | 荷室は同じ。長距離の移動が楽な装備がそろう |
| デッキバン | 2,101,000円 | 2,255,000円 | 荷台が屋外なので車内で寝る用途には向かない |
価格は2026年6月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込・ダイハツ公式)です。4WDは一律154,000円高くなります。
車中泊で遠くまで走るなら、RSが気になるところですよね。RSには全車速追従機能付ACCとLKC(レーンキープコントロール)が標準で付いていて、高速道路の長い移動で疲れにくくなります。Xにはこの2つがありません。
一方で、デッキバンは4人乗りの車内と屋外の荷台という造りです。車内で横になれる広さは通常のアトレーより小さいので、車中泊が目的なら通常のアトレーを選びましょう。
冬に雪の多い場所へ行くなら4WDも候補です。4WD車にはリヤヒーターが付くので、走っている間の後ろの暖かさにも差が出ます。
4ナンバーのまま車中泊仕様にする時の注意点
アトレーは4ナンバー(軽貨物)の車です。車中泊仕様にする時は、この点を頭に入れておきましょう。
貨物車は、荷物を積むためのスペースがあることが前提です。ベッドキットなどを取り外せる形で積んでいれば、基本は「荷物」の扱いになります。
一方で、ベッドや家具をボルトでがっちり固定して居住スペースにすると、話が変わってきます。キャンピング車(8ナンバー)への構造変更が必要になる場合もあるんです。
- キットは取り外せる形で、車体に固定しない造りか
- キットと荷物の合計が最大積載量(2名乗車時350kg)に収まるか
- 車検の時にキットを降ろす必要があるか
- 後席を使う日に、キットを外して4名乗車に戻せるか
キットの重さも積載量に含めて考えます。何がどこまで積めるかはアトレーの最大積載量と荷室寸法で数字にしています。
4ナンバーの税金や車検の決まりはアトレーは4ナンバー(軽貨物)|乗用との違い・税金・車検で詳しく扱っています。本格的なキャンピング仕様を考えている方はアトレーを軽キャンピングカーにする|キット・中古・費用も参考になります。
快適に寝るために用意したいもの
フラットな寝床ができたら、次は快適さです。アトレーの車中泊で「用意しておけばよかった」と言われやすい物をまとめます。
- 厚さのあるマットや寝袋
- 窓をふさぐサンシェード、カーテン
- 窓用の網戸(換気のため)
- 小さなランタンやLEDライト
- 電気を使うならポータブル電源
- ごみ袋、ウェットティッシュ
窓をふさぐのは、外からの視線と朝日を防ぐためです。アトレーは窓が大きいので、サンシェードがあるかないかで眠りやすさが大きく変わります。
選び方はアトレーのサンシェード・カーテン・網戸・フロアマットの選び方で見ています。
寝ている間のアイドリングは、排気ガスが車内に入り込むおそれがあります。雪で排気口がふさがると特に危険です。周りへの騒音にもなるので、寝る時はエンジンを止めましょう。
『エンジンを止めたら寒いのでは』と心配になりますよね。4WD車にはリヤヒーターが付いていますが、エンジンを止めれば使えません。冬は寝袋の暖かさで調整するのが基本です。
夏は反対に暑さが大敵です。網戸で風を通し、標高の高い涼しい場所を選ぶなど、場所選びで工夫してみてください。
車中泊をする場所は事前に調べておきましょう
アトレーの準備が整っても、どこで寝るかは別の問題です。どこでも車を停めて寝ていい、というわけではありません。
道の駅は休憩のための施設です。長時間の滞在や、テーブルを広げるような使い方は控えるよう案内している場所もあります。
- RVパーク(車中泊向けに有料で場所を貸している施設)
- オートキャンプ場
- 車中泊を受け入れている温泉施設や観光施設
ルールは施設ごとに違います。行き先が決まったら、公式サイトや電話で受け入れの有無を確かめておくと安心です。
アトレーの全高は1,890mmです。立体駐車場や高さ制限のある場所には入れないこともあるので、駐車場の高さ表示も見ておきましょう。
よくある質問
アトレーで大人は足を伸ばして寝られますか。
荷室長は諸元表で1,820mm(RS 2WD)です。身長170cm前後までなら足を伸ばしやすい長さです。背の高い方は実車で横になって確かめてみてください。
アトレーのフルフラットはどうやって作りますか。
後席の背もたれを前に倒すのが基本です。倒した面には段差やすき間が残ることがあるので、厚めのマットや床張りキット、ベッドキットで平らにします。
床張りキットとベッドキットはどちらがいいですか。
室内の高さを広く使いたいなら床張りキット、寝床の下に荷物を入れたいならベッドキットが向いています。荷物の量で選ぶと失敗しにくいです。
ベッドキットを付けると車検に通りませんか。
取り外せる形で積んでいれば、基本は荷物の扱いです。車体に固定して居住スペースにすると構造変更が必要になる場合があるので、取り付け前に販売店や整備工場で確かめてください。
アトレーで車中泊できるのは何人までですか。
荷室幅1,265mmなので、大人2人までが現実的です。3人以上ならテントとの併用を考えておきましょう。
まとめ
- 荷室は諸元表で1,820mm×1,265mm×1,215mm(RS 2WD)
- 後席を倒せば寝る場所はできるが、段差をなくす工夫が要る
- 床張りキットは高さ重視、ベッドキットは収納重視
- キットは取り外せる形にして、重さも積載量に含めて考える
- 寝る時はエンジンを止め、車中泊できる場所を事前に調べる
これから新車でアトレーを買うなら、値引きの相場と交渉の順番も見ておきましょう。アトレーの値引き相場と限界額にまとめています。





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