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アトレーに乗り換えたら、『サイドブレーキのレバーが見当たらない…どこ?』と戸惑った方も多いはずです。前の車がレバー式や電動式だと、なおさらですよね。
結論から言うと、現行アトレーのパーキングブレーキは、運転席の左足もとにある足踏み式(ペダル式)と見られます。電動パーキングブレーキやブレーキホールドは、取扱説明書に載っていません。
この記事を読むと、かけ方と解除のしかた、坂道や冬の使い方、警告灯が消えない時の対処が分かります。
アトレーのサイドブレーキはどこにある?
まず、場所から確かめておきましょう。
現行アトレー(S700V/S710V・2021年12月〜)の取扱説明書は、兄弟車のハイゼット カーゴと共通の1冊です。その中には、パーキングブレーキが「レバー式」と「ペダル式」の2種類載っています。
アトレー仕様の室内のイラストを見ると、運転席と助手席の間にはレバーが無く、コンソールトレイになっています。つまり、アトレーは足で踏むペダル式と見るのが自然です。
運転席に座って、左足のさらに左側の足もとを見てみてください。そこにあるペダルがパーキングブレーキです。前席の間にレバーがある車は、ハイゼット カーゴの一部の仕様なので、中古で買った方は取扱説明書の「パーキングブレーキ」のページで自分の車の形を確かめておきましょう。
| 形式 | 場所 | かける | 解除する |
|---|---|---|---|
| ペダル式(アトレーはこちらと見られる) | 運転席の左足もと | 右足でブレーキを踏みながら、左足でいっぱいまで踏み込む | もう一度踏み込む |
| レバー式(ハイゼット カーゴの一部) | 前席の間 | ブレーキを踏みながら、レバーをいっぱいまで引く | 少し引き上げ、ボタンを押しながら下まで戻す |
操作のしかたは、ダイハツ公式の取扱説明書(ハイゼット カーゴ・アトレー共通、2026年6月版)によるものです。

ペダル式に慣れるコツ
レバー式から乗り換えた方は、最初の数日はつい手が左に伸びてしまうものです。慣れるまでは、乗り込んだら左足でペダルの位置を一度さわって確かめるクセを付けてみてください。
ペダル式のいいところは、前席の間がすっきりすることです。レバーが無いぶん、コンソールトレイに小物を置きやすくなっています。
一方で、効いているかどうかが目で見えにくいのは弱いところです。発進の前に、メーターのPのマークが消えているかを見るようにしておきましょう。
「サイドブレーキ」と「パーキングブレーキ」は同じもの
『サイドブレーキとパーキングブレーキって別物?』と思う方もいますよね。実は、呼び方が違うだけで同じ装置なんです。
昔は運転席の横(サイド)にレバーがある車が多かったので、サイドブレーキと呼ばれてきました。取扱説明書では「パーキングブレーキ」という名前が使われています。
パーキングブレーキのかけ方と解除のしかた
ペダル式は、慣れるまで少し戸惑います。ただ、手順はシンプルです。
- 右足でブレーキペダルを踏んで、車を完全に止める
- 右足はそのまま、左足でパーキングブレーキのペダルをいっぱいまで踏み込む
- シフトレバーをPにする
- 解除する時は、右足でブレーキを踏んだまま、左足でもう一度ペダルを踏み込む
- ペダルが上に戻ったことを確かめる
ここが大事なところです。ペダル式は「もう一度踏むと解除」です。レバーのように引いて戻す動きはありません。
レンタカーや社用車で初めて乗った方が、解除のしかたが分からずに困ることがあります。例えばこんなやり取りです。
「ブレーキが戻らないんだけど、ボタンとかある?」
「アトレーは足踏みだから、もう一回グッと踏めば戻るよ。」
踏みしろの目安
パーキングブレーキは、踏んだ時に「カチッ、カチッ」と節度があります。取扱説明書では、この数(ノッチ)で効き具合の基準が決められています。
| 形式 | 基準の力 | 基準のノッチ数 |
|---|---|---|
| ペダル式 | 245N(25kgf)で踏んだ時 | 5〜7 |
| レバー式 | 196N(20kgf)で引いた時 | 6〜10 |
値は取扱説明書の仕様一覧によるものです。前より深く踏み込まないと効かない、と感じたら、調整が必要になっていることがあります。点検の時に一緒に見てもらいましょう。
ブレーキホールドは付いている?
『信号待ちでブレーキを踏み続けるのが疲れる。ブレーキホールドは無いの?』という声はよく聞きます。
結論から言うと、現行アトレーの取扱説明書に、ブレーキホールドと電動パーキングブレーキの記載はありません。停車中にボタン1つで止まっていてくれる機能は、付いていないと考えておきましょう。
- 足踏み式のパーキングブレーキ
- ヒルホールドシステム(坂道発進で一瞬下がるのを抑える)
- 全車速追従機能付ACC(RSとデッキバンのみ)
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキホールド
- 停車中に足を離しても止まり続ける機能
ヒルホールドシステムは、坂道で発進する時に、ブレーキからアクセルへ踏みかえる短い間だけ車が下がらないようにする機能です。ブレーキホールドのように、ずっと止めておいてくれるわけではありません。
長い信号待ちで足を休めたい時は、シフトをPかNにして、パーキングブレーキを踏んでおく方法もあります。ただ、発進の時に戻し忘れやすくなるので、慣れないうちはブレーキを踏んで待つ方が安心です。
ACCは、先を走る車に合わせて止まるところまでついていける機能です。ACCで止まった後の扱いは細かい決まりがあるので、取扱説明書のACCのページを一度読んでおいてください。安全装備の全体はアトレーの安全装備でまとめています。
坂道での使い方と駐車のしかた
アトレーは荷物を積むと重くなるので、坂道では特にパーキングブレーキが大事になります。
- シフトはDのまま、ブレーキペダルを踏んで完全に止める
- ブレーキを踏んだまま、パーキングブレーキをかける
- シフトレバーをPにする
- エンジンスイッチをOFFにする
- ブレーキペダルからゆっくり足を離す
取扱説明書では、坂道で停める時は必要に応じて輪止めを使うように書かれています。輪止めは車に積まれていないので、坂の多い場所で使う方は用意しておくと安心です。
上り坂で発進する時
『上り坂で下がりそうで怖い…』という方は、パーキングブレーキを使った発進を覚えておくと落ち着いて出られます。
- パーキングブレーキをしっかりかけたまま、シフトをDにする
- アクセルペダルをゆっくり踏む
- 車が前に出ようとする感触が分かったら、パーキングブレーキを解除して発進する
ペダル式なので、解除は左足で「もう一度踏む」です。右足でアクセル、左足で解除と、足を別々に使う形になります。慣れないうちは、広い場所で一度練習しておきましょう。
アトレーの運転のしやすさや、高速・坂道での余裕はアトレーは運転しやすい?で詳しく見ています。

冬はパーキングブレーキをかけない方がいい?
雪の多い地域の方は、ここが気になりますよね。
取扱説明書には、積雪や寒い時にパーキングブレーキをかけると、ブレーキの装置が凍って解除できなくなるおそれがある、と書かれています。
取扱説明書では、凍るおそれがある時はパーキングブレーキをかけずに、シフトをPに入れて輪止めをするよう案内しています。Pに入れた状態でシフトレバーが動かないことも確かめておきましょう。
雪道を走った後は、ブレーキの部品に付いた水が凍って効きが悪くなることもあります。走り出しは、周りに気をつけながらブレーキを数回軽く踏んで、効きを確かめてから進みましょう。
『輪止めなんて持ってない…』という方も多いはずです。取扱説明書では、タイヤを止められる大きさの石などで代わりにできるとしています。ただ、毎冬使うなら、カー用品店で売っている輪止めを1組積んでおく方が手軽ですよ。
4WDの使い方や雪道での注意はアトレーの4WDは必要かで解説しています。
警告灯が消えない・解除できない時の対処
パーキングブレーキまわりで困りやすいのは、次のような場面です。
| 困りごと | 考えられる原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 赤いブレーキの警告灯が消えない | パーキングブレーキの戻し忘れ | ペダルをもう一度踏んで解除する |
| 解除しても警告灯が消えない | ブレーキ液の不足など | 走らずに販売店やロードサービスに相談する |
| かけたまま走り出すとブザーが鳴る | 未解除のまま走行している | 安全な場所に止まって解除する |
| 寒い朝に解除できない | ブレーキの装置の凍結 | 無理に走らず、暖機して待つか販売店に相談する |
| 深く踏まないと効かない | 踏みしろが大きくなっている | 点検で調整してもらう |
取扱説明書では、パーキングブレーキがかかったまま走ると、ブレーキが熱くなって効きが悪くなるおそれがあるとしています。『ちょっとくらいなら…』と走り続けず、止まって確かめましょう。
いちばん多いのは、やはり戻し忘れです。ペダル式は目に入りにくいので、発進前にメーターの赤い「P」のマークが消えているかを見るクセを付けておくと安心ですよ。
- メーターの赤いPのマークが消えているか
- パーキングブレーキのペダルが上に戻っているか
- 走り出しが重く感じないか
警告灯の意味と色ごとの対処はアトレーの警告灯・警告音の意味と対処にまとめています。ブレーキまわりの修理費の目安はアトレーの故障しやすい箇所と修理費で見られます。
電動パーキングブレーキやブレーキホールドが欲しい、という理由で乗り換えを考える方もいます。今のアトレーの値打ちや、新車の相場を知っておくと判断しやすくなります。値引きの相場はトップのアトレーの値引き相場と限界額で見られます。
- 国土交通省「自動車総合安全情報」:安全装備・点検整備の公的な案内
よくある質問
アトレーのサイドブレーキはどこにありますか?
現行アトレーは、運転席の左足もとにある足踏み式(ペダル式)と見られます。取扱説明書はハイゼット カーゴと共通で、レバー式も載っているので、お手元の車の形は足もとと前席の間を見て確かめてみてください。
足踏み式のパーキングブレーキはどうやって解除しますか?
右足でブレーキペダルを踏んだまま、左足でパーキングブレーキのペダルをもう一度踏み込むと解除されます。ペダルが上に戻ったことと、メーターのPのマークが消えたことを確かめましょう。
アトレーにブレーキホールドはありますか?
取扱説明書にブレーキホールドと電動パーキングブレーキの記載はありません。坂道発進を助けるヒルホールドシステムは付いていますが、停車中に止め続ける機能とは別物です。
冬はパーキングブレーキをかけてもいいですか?
取扱説明書では、凍るおそれがある時はかけずに、シフトをPに入れて輪止めをするよう案内しています。雪の多い地域では輪止めを車に積んでおくと安心です。
解除したのに赤い警告灯が消えません。
ブレーキ液の不足など、別の原因も考えられます。そのまま走らず、販売店やロードサービスに相談してください。
まとめ
- 現行アトレーのパーキングブレーキは、運転席の左足もとの足踏み式と見られる
- かける時は左足でいっぱいまで踏み込み、解除はもう一度踏み込む
- 電動パーキングブレーキ・ブレーキホールドは取扱説明書に記載なし
- 凍るおそれがある日は、かけずにPと輪止めで停める
- 解除しても警告灯が消えない時は、走らずに相談する





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