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アトレーを買ったら、荷室を自分の使い方に合わせて作り込みたい。そう考えて、ラゲッジボードや棚の情報を探している方も多いはずです。
結論から言うと、まずはユースフルナットと床のボードから手を付けるのが近道です。穴を開けずに固定できるので、失敗しても元に戻せます。
この記事を読めば、ボード・棚・天井収納・レールのどれを、どの順番で、いくらくらいで付ければいいかが分かります。
アトレーの荷室はカスタムしやすい?まず純正の作りを知る
アトレーの荷室は、最初から「後で何かを付ける」前提の作りになっています。
ここを知らずに汎用品を買うと、合わない穴に苦労することも。まずは純正で付いている装備を見ておきましょう。
| 項目 | 現行アトレー(RS 2WD・ダイハツ公式諸元表) |
|---|---|
| 荷室長 | 1,820mm |
| 荷室幅 | 1,265mm |
| 荷室高 | 1,215mm |
| 最大積載量 | 350kg(2名乗車時)/250kg(4名乗車時) |
| 床の仕上げ | イージーケアマット(防水) |
| 取り付け用の装備 | ユースフルナット、マルチフック、デッキサイドポケット、ラゲージボード用スリット |
荷室寸法の数字は、資料によって測り方が違うことがあります。後で説明するように、ボードを作る時は実車で測るのが一番確実です。
アトレーの荷室カスタムは「ナットで留める」「スリットに差す」の2つを使えば、穴開けなしでほとんどのことができます。
4ナンバーの軽貨物としての作りそのものはアトレーは4ナンバー(軽貨物)で、荷室全体の寸法はアトレーのサイズ一覧で詳しく見ています。
ユースフルナットの位置と使い方
『ユースフルナットって、どこにあるの?』と、車を受け取ってから探す方も多いですよね。
ユースフルナットは、荷室の壁や天井まわりに埋め込まれたネジ穴です。ここにボルトを入れると、フックやバー、ボードを固定できます。
位置と数は、グレードや年式で違うことがあります。荷室の側面の内張りや、天井に近い柱のあたりを見てみてください。
- 荷室の側面と天井付近で、ナットの位置と数を数える
- 取扱説明書でネジの径と使い方の注意を確かめる
- ボルトの長さを決める(付けたい部品の厚み+ナットにかかる長さ)
- 手で仮止めしてから、締めすぎない程度に本締めする
ネジ径は一般にM6が合うとされますが、購入前に取扱説明書で確かめておきましょう。長すぎるボルトは奥の部品に当たるので、少し短めから試すのが安全です。
「ユーティリティナット」「ユーティリティフック」という名前で売られている部品も、基本はこのナットに付けるものです。呼び方が違うだけなので、ネジ径と長さで選べば大丈夫です。
ユースフルナットは、軽い小物を留めるための装備です。工具箱や水のタンクのような重い物を吊るすと、揺れで緩んだり内張りが傷んだりします。重い物は床に置いて、ベルトで固定しておきましょう。
ラゲッジボードは既製品と自作どっちがいい?
荷室カスタムの主役は、床に敷くラゲッジボードです。床をフラットにして、下に収納を作れます。
ボードを選ぶ時は、既製品にするか、自作にするかで迷いますよね。比べるとこうなります。
| 比べる点 | 既製品のボード | 自作のボード |
|---|---|---|
| 費用の目安 | 数万円〜10万円前後 | 材料費で1万〜3万円程度 |
| 寸法の合い方 | 専用設計なので合いやすい | 採寸しだいでズレが出る |
| 手間 | 置くだけ・ボルト留めだけ | 採寸・カット・塗装で週末1〜2日 |
| 仕上がり | 表面材や脚がきれい | 好みの素材と高さにできる |
| 元に戻せるか | 戻せる | 戻せる(穴開けしなければ) |
金額は一般的な用品やホームセンター材料の価格帯からの目安です。素材や分割数で変わります。
実は、最初は既製品を買って、使ってみて足りない部分だけ自作で足す人も多いんです。いきなり全部を自作するより、失敗が少なく済みます。
自作するなら寸法はこう測る
『ラゲッジボードの寸法、ネットに出ている数字で切ればいい?』と思うかもしれません。ただ、そこは少し待ってください。
荷室は完全な四角ではなく、タイヤハウスの出っ張りやドアまわりの形があります。カタログの荷室幅1,265mmは一番広いところの目安なので、そのまま切ると入らないことも。
- 床の幅を前・中・後ろの3か所で測る
- タイヤハウスの出っ張りの位置と高さを測る
- 後席を畳んだ時と使う時で、前端の位置を分けて測る
- 段ボールで型紙を作り、実車に当ててから板を切る
- 分割して作る(1枚ものは出し入れしにくい)
板は12mm前後の合板がよく使われます。表面にカーペットやクッションフロアを貼ると、滑りにくく見た目も整います。
有孔ボードと棚で壁を使う
床の次は、荷室の壁です。窓の部分に有孔ボードを付けると、小物を掛けて整理できます。
有孔ボードは、穴がたくさん開いた板です。フックを差し替えて、工具や帽子、ランタンなどを好きな位置に掛けられます。
- 小物を見えるところに掛けておきたい
- 物の配置をよく変える
- 釣りやキャンプの道具を立てて置きたい
- 窓からの視界を残したい
- 重い工具を常に積んでいる
有孔ボードは、ユースフルナットにステーを付けて固定するのが定番です。窓をふさぐ形になるので、後ろの視界や換気のことも考えておきましょう。
荷室の棚はイレクターパイプで組むと自由がきく
棚を作るなら、イレクターパイプがよく使われます。樹脂で覆われたパイプを専用の継手でつなぐ方法です。
長さを自由に切れて、組み直しもできます。「後で高さを変えたい」という方には向いていますよ。
| 棚の作り方 | 費用の目安 | 良いところ | 気になるところ |
|---|---|---|---|
| イレクターパイプ | 1万〜3万円程度 | 組み直しやすい | 継手の接着に慣れが要る |
| 木材で箱を作る | 5千〜2万円程度 | 見た目を好みにできる | 重くなりやすい |
| 既製のラック | 数千円〜1万円程度 | 買ってすぐ使える | 荷室に合うサイズが少ない |
金額は一般的な材料と用品の価格帯からの目安です。棚の大きさで変わります。
棚は、床のボードと一緒に設計すると失敗しにくいです。脚をボードに留めれば、走っている時に動きません。
例えば、床のボードの上に高さ40cmほどの棚を置き、上段に軽いキャンプ道具、下段にクーラーボックスを入れる形がよくあります。重い物を下、軽い物を上に置くと、カーブでも荷物が崩れにくくなりますよ。
「棚って、どれくらいの高さにしてる?」「後ろの窓が半分見えるくらいまでかな」
こんなふうに、ルームミラーで後ろが見える高さに抑えておくと、運転中も安心です。
天井収納と天井ネットで上の空間を使う
アトレーの荷室高は1,215mm(RS 2WD・諸元表)あります。床に物を積んでも、天井の近くはまだ空いていることが多いんです。
ここを使うのが、天井ネットや天井収納バーです。寝袋や上着、釣り竿など、軽くてかさばる物の置き場になります。
ダイハツの純正アクセサリーにも、荷室用のボードやネット類が用意されています。品番や価格、年式ごとの適合は、販売店でカタログを見せてもらうと確実です。
天井ネットはアシストグリップやユースフルナットに掛けて使います。『どれくらい載せていいの?』と迷ったら、手で持って片手で楽に持てる重さまでを目安にしてください。
「天井ネットに何を載せてる?」「寝袋とタオル、あとは帽子くらい」
こんなふうに、軽い布物に絞るのがおすすめです。ブレーキを踏んだ時に落ちてこない物だけを載せておきましょう。
スライドレール・マルチレールで荷物を出し入れしやすく
重い荷物を奥まで積む人には、荷台のスライドレールも候補になります。レールの上をトレーや引き出しが滑るので、奥の物を手前に引き出せます。
仕事の道具を毎日出し入れするなら、腰への負担がかなり違います。
スライドレールは、レール本体と引き出しの分だけ重くなります。固定が甘いと、急ブレーキで引き出しが飛び出すことも。ボルトで床やボードにしっかり留め、ロックが付いた製品を選んでおきましょう。
マルチレールは、壁や天井に付けたレールにフックやベルトを好きな位置で留める仕組みです。長い物を固定したい時に便利です。
どちらも、床に穴を開けるタイプかどうかで扱いが変わります。穴開けが必要な製品は、売る時に査定で見られることもあるので、慎重に選んでください。
カスタムしすぎて困らないための注意点
荷室を作り込むほど、便利になる一方で気を付けたいことも増えます。
大きいのは重さです。アトレーの最大積載量は350kg(2名乗車時)で、4名乗車時は250kgになります。
- ボード・棚・レールの重さを合計してみる
- 積む荷物と乗る人数を足して、最大積載量の範囲に収まるか
- 後席を使う日がある場合、ボードが邪魔にならないか
- 穴開けをしない方法で済まないか
- 保安基準に関わる改造(座席の取り外しなど)をしていないか
後席を外して使いたい方もいますが、座席を外すと乗車定員に関わるため、届け出が必要になる場合があります。気になる時は販売店か整備工場で相談してみてください。
どこまで積めるかはアトレーの最大積載量と荷室寸法で詳しく書いています。車選びの段階なら、値引きの考え方をアトレーの値引き相場と限界額で押さえておくと、用品代の予算も組みやすくなります。

どの順番で付ける?おすすめの進め方
最後に、失敗しにくい順番をまとめておきます。
- 1〜2週間、何も付けずに使ってみて、困ったことを書き出す
- 床のラゲッジボードで荷室をフラットにする
- ユースフルナットでフックやバーを付けて小物を整理する
- 足りなければ有孔ボードや棚を足す
- 重い物を毎日出し入れするなら、スライドレールを検討する
ここが大事なところです。最初に全部を決めず、使いながら足していくほうが、結果的にお金も手間もかかりません。

よくある質問
アトレーのユースフルナットに合うボルトのサイズは?
一般にM6が合うとされますが、年式や部位で違う可能性もあります。取扱説明書か販売店で確かめてから買うのが安心です。
ラゲッジボードは自作と既製品どちらがいいですか?
手間をかけたくないなら既製品、費用を抑えて好みの高さにしたいなら自作が向いています。自作は段ボールの型紙で実車に当ててから切ると失敗が減ります。
天井ネットにはどれくらい載せられますか?
寝袋や上着など、軽い布物までにしておきましょう。重い物はブレーキ時に落ちる心配があるので、床に置くのが安全です。
荷室カスタムをすると売る時に不利になりますか?
穴を開けずに元に戻せる方法なら、外して売れば影響は小さいと考えられます。穴開けや配線加工をした場合は、査定で見られることがあります。
ハイゼットカーゴ用の部品は使えますか?
車体を共有しているので合う物は多いですが、グレードや年式で内装の形が違うこともあります。適合表でアトレーの型式(S700V/S710V)に対応しているか確かめてください。
まとめ
- 荷室カスタムはユースフルナットとボード用スリットを使えば穴開けなしで始められる
- ラゲッジボードは既製品なら数万円〜、自作なら材料費1万〜3万円程度が目安
- 自作ボードは実車で3か所以上測り、型紙を当ててから切る
- 壁は有孔ボード、棚はイレクターパイプ、上は天井ネットで空間を使える
- 最大積載量350kg(2名乗車時)の中に、カスタム部品の重さも含めて考える






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