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中古車を見ていると、同じ「アトレー」なのに見た目も型式もばらばら。『どれが新しくて、どれが古いの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、アトレーは1981年の初代から数えて、いまの2021年12月発売のモデルが6代目です。いちばん大きな違いは、5代目までの「アトレーワゴン」は5ナンバーの乗用車、6代目は4ナンバーの軽貨物、という点です。
この記事を読むと、歴代モデルの型式と年式の対応と、車検証での見分け方が分かります。
アトレーの歴代モデル一覧
まずは全体を一覧で見ておきましょう。
| 世代 | 販売期間 | 型式 | 区分・特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 | 1981年4月〜1986年 | S65V/S66V | 「ハイゼット アトレー」。軽バンの乗用寄りグレード |
| 2代目 | 1986年5月〜1994年 | S80V〜S83V | 軽バン |
| 3代目 | 1994年1月〜1998年 | S120V/S130V | 軽バン |
| 4代目 | 1999年1月〜2005年 | S220V/S230V・S220G/S230G | 4ナンバーと5ナンバー「アトレーワゴン」。2001年以降は5ナンバーのワゴンのみ |
| 5代目 | 2005年5月〜2021年12月 | S320G/S330G、2007年9月以降 S321G/S331G | 5ナンバーの軽乗用「アトレーワゴン」 |
| 6代目(現行) | 2021年12月20日〜 | S700V/S710V(デッキバン S700W/S710W) | 4ナンバーの軽貨物「アトレー」 |
年表はダイハツ公式の発表と、公開されている年表をもとにしています。初代から3代目の細かな改良の時期は、資料によって書き方がずれることがあります。
いま中古車で多く見かけるのは、5代目の「アトレーワゴン(S321G/S331G)」と、6代目の現行「アトレー(S700V/S710V)」の2つです。型式の最後の文字が「G」なら5ナンバーの乗用、「V」なら4ナンバーの貨物、と覚えておくと見分けやすいですよ。

型式の読み方と、年式の見分け方
『型式って、どこを見ればいいの?』という方のために、見方をまとめておきます。
型式は、車検証の「型式」の欄に書いてあります。例えば現行の2WDなら「3BD-S700V」です。
| 型式の部分 | 例 | 意味 |
|---|---|---|
| ハイフンの前 | 3BD | 排出ガスの規制などを表す記号(年式の目安になる) |
| Sの後ろの数字 | 700、321 | 世代と車体の違い |
| 数字の2ケタ目 | S700とS710、S321とS331 | 0は2WD、1は4WDであることが多い |
| 最後のアルファベット | V、G、W | Vはバン(貨物)、Gはワゴン(乗用)、Wはデッキバン |
2WDと4WDの読み分けは、5代目と6代目で当てはまります。古い世代は例外もあるので、駆動方式は車検証の備考や車両の状態で確かめるのが確実です。
車検証のここを見る
- 型式(例 3BD-S700V、ABA-S321G)
- 初度登録年月(最初にナンバーが付いた年月)
- 自動車の種別と用途(軽自動車の貨物か乗用か)
- 乗車定員と最大積載量(貨物なら最大積載量が書かれている)
もう1つ簡単な見分け方が、ナンバープレートの分類番号です。軽自動車は、貨物だと「4」から、乗用だと「5」から始まる番号になります。4ナンバー・5ナンバーという呼び方はここから来ています。
『初度登録年月と年式って同じ?』と思う方もいますよね。実は少し違います。
年式は作られた時期、初度登録年月はナンバーが付いた時期です。中古車の「年式」は初度登録年月で書かれていることが多いので、改良の前か後かを見る時は型式と合わせて確かめましょう。
初代〜4代目:ハイゼットから生まれた軽バン
アトレーは、もともとダイハツの軽商用車「ハイゼット」の乗用寄りのグレードとして生まれました。
初代は1981年の「ハイゼット アトレー」です。仕事に使う軽バンに、家族で乗れる快適さを足したモデルでした。
2代目(1986年〜)と3代目(1994年〜)も、軽バンの上級版という立ち位置です。車名のアトレーは、フランス語で「魅力的な」を意味する言葉からの造語です。
大きく変わったのは4代目(1999年〜)です。軽自動車の規格が大きくなったタイミングで、4ナンバーのバンと、5ナンバーの乗用「アトレーワゴン」が並びました。2001年以降は5ナンバーのワゴンだけになります。
初代から3代目は、生産からかなりの年数がたっています。中古車の数はとても少なく、部品の入手も年々難しくなります。趣味で探す方は、専門に扱うお店に相談してみてください。
5代目アトレーワゴン(S321G/S331G):16年続いたロングセラー
中古車でいちばん目にするのが、5代目のアトレーワゴンです。2005年5月から2021年12月まで、16年以上売られたロングセラーでした。
2007年9月に型式がS320G/S330GからS321G/S331Gに変わっています。中古車で出回っている5代目の多くは、このS321G/S331Gです。
| 項目 | 5代目アトレーワゴン | 6代目アトレー(現行) |
|---|---|---|
| 型式 | S321G/S331G | S700V/S710V |
| ナンバー | 5ナンバー(軽乗用) | 4ナンバー(軽貨物) |
| 軽自動車税(自家用) | 年10,800円 | 年5,000円 |
| 車検 | 初回3年・以降2年ごと | 初回2年・以降2年ごと |
| トランスミッション | 4AT | CVT |
| 4WD | フルタイム4WD | 電子制御パートタイム4WD(3モード) |
| エンジン | ターボ | ターボ(全車) |
軽自動車税は2015年4月以降に新しく登録した軽自動車の税率です。5代目の中でも登録時期が古い車や、13年を超えた車は税額が違うので、納税通知書で確かめてみてください。
『5代目と6代目、どっちが乗りやすい?』という方も多いはずです。
乗る人の多い使い方ならワゴンの5ナンバー、荷物をたくさん積むなら6代目、というのが大まかな分かれ目です。詳しい違いはアトレーワゴン(S321G)と現行アトレーの違いで比べています。
6代目アトレー(S700V/S710V):4ナンバーに戻った現行型
2021年12月20日に登場したのが、いまのアトレーです。約20年ぶりに4ナンバーの軽貨物に戻り、名前も「アトレーワゴン」から「アトレー」になりました。
エンジンは全車ターボ、トランスミッションはCVTだけです。2WDは後輪駆動(FR)で、4WDは2WD/4WD AUTO/4WD LOCKの3つを切り替えられます。
6代目の中での違い(改良の時期)
同じ6代目でも、改良の前か後かで装備と価格が違います。
| 時期 | 主な変更 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 2021年12月20日 | 発売(X/RS/デッキバン) | 初期型 |
| 2024年11月5日 | 後方確認の新しい安全規制に対応してセンサーを追加。値上げ | 初度登録が2024年11月以降か |
| 2026年6月4日 | スマートアシストの検知を拡大。RS・デッキバン・スローパーに液晶メーター | RS・デッキバンは液晶メーターか |
価格は2026年6月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込・ダイハツ公式)で、X 2WDの1,738,000円からデッキバン4WDの2,255,000円までです。改良ごとの中身はアトレーの一部改良で何が変わったかで、現行型の評価は現行アトレー(S700V/S710V)の特徴と評価で詳しく見られます。

アトレー7・e-アトレー・兄弟車はどう違う?
歴代を調べていると、似た名前の車が出てきて混乱しますよね。ここで整理しておきます。
- アトレー デッキバン(S700W/S710W・4人乗り+荷台)
- アトレー スローパー(福祉車両)
- e-アトレー(電気自動車・S781V・2026年2月発売)
- アトレー7(2000年〜2004年頃の1.3Lの普通車・7人乗り)
- トヨタ スパーキー(アトレー7のOEM)
- トヨタ ピクシスバン(ハイゼット カーゴのOEM)
アトレー7は、軽自動車ではなく普通車です。車検証の区分も税金もまったく違うので、歴代のアトレーとは別の車として見ておきましょう。
e-アトレーは、2026年2月2日に出た電気自動車です。型式がS781Vで、グレードはRSのみ、価格は3,465,000円(消費税込)です。ガソリン車とは中身が違うので、詳しくはe-アトレー(電気自動車)とはを見てみてください。
兄弟車のハイゼット カーゴは、6代目のアトレーと車体を共有しています。スバルのサンバーバン「ディアス」は、アトレーRS相当のOEM車です。
中古で歴代アトレーを選ぶならどれ?
最後に、中古で探す時の考え方をまとめておきます。
『安い5代目と、高い6代目。どっちがいいんだろう』と迷う方は多いはずです。ここが大事なところで、どちらが得かは乗る人数と荷物で変わります。
| 選ぶ目安 | 向いている世代 | 理由 |
|---|---|---|
| 4人で乗ることが多い | 5代目アトレーワゴン | 5ナンバーで後席も乗用車の作り |
| 荷物や車中泊が中心 | 6代目アトレー | 荷室が広く、4ナンバーで税金が安い |
| 予算を抑えたい | 5代目の後期(S321G/S331G) | 台数が多く、価格の幅が広い |
| 安全装備を重視 | 6代目 | ACC・LKC(RSとデッキバン)などが付く |
| 長く乗りたい | 6代目の改良後 | 年式が新しく、部品の心配が少ない |
5代目は、長く作られていたので台数が多いぶん、走行距離や状態の差も大きくなります。整備記録簿が残っているか、エンジンやATの調子はどうかを見ておきましょう。
新しく登録してから13年を超えた軽自動車は、軽自動車税と重量税が上がります。5代目の前期は、すでに13年を超えている車が多いので、維持費も含めて比べてみてください。
中古車の条件の見方はアトレーの中古車の選び方で詳しく解説しています。条件を決めたら、在庫を年式や型式で絞って見てみると、相場の感覚がつかめますよ。
アトレー買いたいドットコム
アトレーの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、アトレーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車も候補に入れるなら、値引きの相場も合わせて見ておくと判断しやすくなります。トップのアトレーの値引き相場と限界額も参考にしてみてください。
- ダイハツ アトレー 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
アトレーは何代目まであるのですか?
1981年の初代「ハイゼット アトレー」から数えて、2021年12月発売の現行モデルが6代目です。5代目までの後半は5ナンバーの「アトレーワゴン」、6代目は4ナンバーの「アトレー」です。
型式から年式は分かりますか?
おおまかな世代は分かります。S700V/S710Vなら2021年12月以降、S321G/S331Gなら2007年9月から2021年12月までのアトレーワゴンです。正確な時期は車検証の初度登録年月で確かめてください。
S700VとS710Vの違いは何ですか?
S700Vが2WD(後輪駆動)、S710Vが4WDです。デッキバンはS700W(2WD)とS710W(4WD)になります。
アトレーワゴンとアトレーは別の車ですか?
同じ系列の車ですが、区分が違います。アトレーワゴンは5ナンバーの軽乗用、現行のアトレーは4ナンバーの軽貨物なので、税金や車検の周期も違います。
アトレー7も歴代アトレーに入りますか?
アトレー7は1.3Lの普通車の7人乗りで、軽自動車のアトレーとは別の車です。名前は似ていますが、歴代の一覧には含めずに考えておきましょう。
まとめ
- アトレーは1981年の初代から数えて、2021年12月発売の現行型が6代目
- 型式の最後がGなら5ナンバーの乗用、Vなら4ナンバーの貨物
- 中古で多いのは5代目アトレーワゴン(S321G/S331G)と6代目(S700V/S710V)
- 6代目も2024年11月と2026年6月の改良で装備と価格が違う
- アトレー7は普通車、e-アトレーは電気自動車で別に考える





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